バイオレギュレーター a-320 DIN Nrx
DINネジタイプの1stステージモデル
ダブルタンク使用やナイトロックスはじめ、特に海外でのダイビングシーンで多用されるDIN規格のタンクに接続できる1stステージモデル。ナイトロックスEAN標準対応。
1stステージ機能詳細
快適なエアを確実に供給
高い強度と精度を持つ鍛造切削ボディー
ボディーには、鍛造による基本部材を採用。鍛造によるばらつきのない高強度な部品をさらに切削加工して製作しています。
二重ダイヤフラムドライチャンバーで安定したエアを供給
1stステージは空気密閉式の二重ダイヤフラム方式を採用。内部に浸水しないドライチャンバー構造のため、部品の劣化が少なく、初期性能が持続。メンテナンス性も向上しています。
また、寒冷地でも内部凍結を防ぎ、あらゆる状況下でも安定したエアを供給します。
この1stステージはEN250 CE認証取得済みでリブリーザーの純酸素レギュレーターとしても使用されています。
強靭・高性能な心臓(H.P.シート)を搭載
レギュレーター1stステージの心臓と言えるH.P.シートには、強靭・高性能なバイオ360(サンロクマル)を搭載しました。
あらゆる環境にもその高性能は発揮され、従来の基準値300万回呼吸、約3000ダイブをはるかに凌ぐ性能を実現しています。※
メインパーツには刻印を施し徹底した品質管理により安定した性能をご提供しております。
※ 社内ベンチテストによる実試験値
ポペットタイプダストフィルター
a-320のDINタイプの1stステージにはポペットタイプダストフィルターを採用。
1stステージのフィルターは除塵機能のみであり、タンク内のオイル臭などは完全に除去できません。
弊社ではバイオフィルター、バイオマイクロの併用をお勧めしています。
2nd ステージ機能詳細
水中での自然で快適な呼吸が可能に
バイオエアシステムを搭載し、快適な呼吸を実現
2ndステージ内部の特殊構造「バイオエアシステム」により、ダイレクトに口元にエアを供給。わずかな圧力変化を感知し、バルブが解放されるため、違和感なく快適な呼吸を実現。深度の変化、タンクの残圧に影響されません。
マウスピースは、比較的小型・小径な形状で、長時間に及ぶ潜水でも顎の疲労を軽減できます。
顎の疲れを軽減するボールジョイントL.P.ホースを標準装備
L.P.ホースは、定評のあるボールジョイントL.P.ホースを標準装備しています。
L.P.ホースとの接続部にボールジョイントを使用しており、ホースからのテンションを逃がすことができるため、ダイビング中の顎の疲労を軽減します。
さらに、高強度材料の採用による最適化設計で39度のワイドな振れ角を実現しました。
また、ボール受けの素材にフッ素樹脂を採用したことにより、空気圧がかかった状態でも軽快な作動を実現しています。
超撥水メッキ処理を実施し、作動性能を向上
2ndステージのメイン可動部となる金属パーツには、超撥水メッキ処理を施してあります。
これにより、塩カミの原因となる海水の付着を防ぐため、作動性能が大幅に向上し寒冷地でも安定した性能を発揮します。
基本スペック
1stステージ基本スペック
基本構造 | バランスダイヤフラム式 二重ダイヤフラム式ドライチャンバー |
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接続形状 | DINタイプ |
材質 | 鍛造真鍮合金ボディー・ヨーク |
表面処理 | クロムメッキ |
仕様 | 左右対称ポート配列、バケットタイプダストフィルター、高圧部バイトン®Oリング |
H.P.シート | バイオ360 |
サービスポート | 高圧7/16"×2 低圧(中圧)3/8"×4 |
中圧設定値 | 9.6bar |
最大使用可能高圧値 | 220bar |
重量 | 約600g |
2ndステージ基本スペック
材質 | ABS/PC製ボトムケース ウレタン樹脂トップカバー |
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仕様 | 流量調整ダイヤル、超撥水メッキ処理金属部品、ボール式スウィベルジョイントホース、B.A.S.(バイオエアシステム) |
ホース長 | 70cm |
重量 | 約405g(L.P.ホース含む) |
外観色 | シルバー(SV)、ブラック(BK) |
技術情報
(重要)オーバーホール時の使用部品および組み立て調整について
オーバーホールにおける使用部品が弊社製の部品以外が使われている事例や間違った組み立て調整による不具合事例が稀にございます。このような場合、耐久性や基本性能に支障を来たし、最悪の場合潜水中のフリーフローなど予期せぬ事象を引き起こす場合があります。
各部品はその接触部や組み合わせられる部品の形状および材質に最適化して設計し、長時間の評価試験を経て選定されています。類似形状であるなどで他社製部品の流用は先述の危険を伴います。
また、レギュレーターの各部品には締め付けトルクや調整寸法・調整位置など、設計上重要な要素が多くあります。これらを順守せずに分解組み立てを行った場合、正常な特性が得られず深度下での呼吸抵抗の増大やネジ部等の緩みあるいは過剰トルクによる破損など、予期せぬ事象が発生する場合があります。
以上の事象を防止するために、オーバーホールは必ず日本潜水機あるいは日本潜水機が認定した店舗等にて行う事を順守願います。
他社製部品や組み立て調整の不備が起因しての事故や故障等について、弊社ではその責を負えませんので予めご了承ください。